初夏の【もみじ】にちっちゃな「タケコプタ―」が生えている？

真っ赤に紅葉して「秋の主役」の座を不動のもにしている【もみじ】。

秋に存在感を最大限発揮するために、初夏のこの季節はパワーを温存している・・・？
そういえば、この時期の【もみじ】って、あんまりじっくり見たことないような。

垂水神社の本殿前にある立派な【もみじ】の木。

すがすがしい新緑の【もみじ】も美しいですよね。
じっくり見ようと近づいてみると・・・【もみじ】の葉の上に赤い無数の小さな芽の様なものが。
今まで、見たことがなかったのでちょっとびっくり。なんだこれは？
2枚の翼が広がっているような形はドラえもんの<タケコプタ―＞のようです（笑）

調べて見たら・・・
これは『翼果』といって、【もみじの実】つまり種子なんだそうです。みなさんは知ってました？
さらに調べて見ると、この実が付く前、5月上旬には【もみじの花】も咲くそうです。
（残念ながら、花の時期はもう終わっていて周辺のもみじの木を探してみましたが花は見つけられませんでした）
花が咲いた後にこの『翼果』が葉の上に登場するそうです。緑の葉と赤い実のコントラストがステキです♪

種は紅葉が終わり葉が落ちる11月頃、茶色くなって翼をくるくる回しながら落ちるようです。
タンポポは種に綿毛を付けてできるだけ遠くへ種を飛ばそうとします。それと同じで【もみじ】はこの翼を使って種を遠くへ飛ばそうとするんですね。なんか、かわいい！

【もみじ】に生えたちっちゃな＜竹コプタ―＞、みなさんもちょっと気にして探してみては♪
＊写真のもみじは垂水神社本殿前で撮影。こちら↓
[map]吹田市垂水町1-24-6[/map]
＊もみじには個体差があるので、全ての木に実がなる訳ではないようです。
（あやさく）