本当に綺麗!手入れの行き届いたお庭の紅葉はまるで《絵画》!万博記念公園の【日本庭園】も紅葉の見ごろを迎えています
街路樹の木々もすっかり紅葉し、一気に秋真っ盛りになりました。
吹田には紅葉の名所は多々あります。その中でも、万博記念公園の『日本庭園』の紅葉は・・・、圧巻の美しさ!今が見頃の『日本庭園』の様子をお伝えします♪
万博記念公園の『日本庭園』は日本万国博覧会に政府出展施設として、日本の造園技術の粋を集めて造られた名園。日本中の銘木や銘石を集めた広大な庭園です。万博当時、日本に来られた外国の方々この日本庭園をみて、日本のワビサビを感じとることができたのではと思います。西から東に向かって、平安時代、鎌倉時代、江戸時代、現代へと4つ時代の流行りの造園様式を再現しているそうです。
入場門入るとがあり、そこから眺められる庭園は池を中心に配置した【江戸時代の大名屋敷の庭園】。
見え方を緻密に計算した庭園、どこから見ても素晴らしい眺めです。ここにはちょっとした仕掛けがあって、それを意識して景色を眺めるとまたひと味違う印象に。
展望フロアにはいくつかの柱があり、その柱と柱の間から眺めると・・・、柱と屋根部分が「額縁」のように景色を切り取ります。これを
《額縁効果》というそうです。
額縁の絵を見てるかのようです。どの間から眺めてもひとつの景色が完成されるように計算されているそうです。
いつまでも眺めていられる、落ち着いた雰囲気。どの季節でも楽しめる庭園になっていて、この季節は紅葉がひときわ輝いて見られます。
ここから、西の方角へ。次に広がるのが【鎌倉時代の禅院庭園】
シンプルながら中州の一本松が立派です。静かな川面に紅葉の黄や赤が写り、とてもきれいです。
次の時代は【平安時代の庭園】。貴族が台頭した平安時代、お庭も雅です。
海の風景を凝縮して庭園に表現したもの。湖面の石は海に浮かぶ島を表しているそうです。全てが紅葉する樹木ではなく、一部をもみじなどの落葉広葉樹なので赤色がより際立って見えますよね。
この池の周囲で、もみじよりも赤く染まっていた木があります。
もみじより小さい葉全てが真っ赤です。この木は『ドウダンツツジ』という木です。
その先には滝を中央に配した池があり、こちらはモミジが見頃です。
この滝も「人工」で作られたもの。水量も多く迫力があります。同じモミジでも赤と黄、染まる色が異なります。滝とモミジのバランスが何とも風流!
その先にふだんは公開されていない「汎庵・万里庵」2つの茶室がこの時期だけ一般に公開しています。こちらは、溢れんばかりのモミジが見頃です。
黄色・オレンジ色・赤色の3色が揃い踏み。モミジに囲まれて茶室があります。
こちらでは12月4日までこの茶室で紅葉を眺めながらお抹茶を楽しむことができます。
(*詳しくはこちら⇒万博記念公園HP紅葉まつり)
この他、日本庭園ではケヤキ・イチョウ・トウカエデなどの木々が見頃です。
江戸時代の庭園の<トウカエデ>
トウカエデは落葉も始まっていて、地面は真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたように。
自然の風景ではなく、人工的に美を追求、本当に美しい庭園です。ゆっくり歩いてこの時期だけのとっておきの風景を是非お楽しみください♪
【万博記念公園HP紅葉まつり】
期間・・・12月4日(日曜日)まで
場所 日本庭園・自然文化園「紅葉渓」
※期間中は無休です。
万博記念公園はこちら↓
[map]吹田市千里万博公園10-13[/map]
(あやさく)