吹田市立博物館へ行こう!特別企画体験型展示『昔のくらしとがっこう』開催中♪
吹田市の岸部、紫金山の一角にある吹田市立博物館。
裁判所?のような格式高いイメージの建物です。
原始時代の吹田の様子から近代まで、市内の史跡から発掘された貴重な資料などを展示して時代ごとに説明されています。
この博物館の企画展示は毎回ユニークなテーマで楽しませてくれます。
いま、開催されているのが『むかしのくらしと学校』です。
(*吹田市立博物館HPより画像)
先日、見学に行ってみました。
懐かしく思う年齢層、初めて体験する年齢層、老若男女が楽しめる企画になっていました!
中心に、畳敷きの昔の居間が再現されています。実際に昔使っていた道具を手にとって触れるようになっています。
まず、昔の日常着「着物」の試着して、気分をタイムスリップ。
こども(男女)から大人まで当時の日常着の着物と羽織、下駄やわら草履が揃っていて、自由にトータルコーディネイトして着られます。
居間再現スペースにはかまどやちゃぶ台、おひつなど子どもたちは見たことのない様な道具が展示されていました。なかでも、昔の「冷蔵庫」は珍しい!今で言うと、2ドア式の冷蔵庫?
かとおもいきや、上段は氷を入れるスペースでその冷気で下段の庫内を冷やす仕組みになっていたようです。
「どこのうちにもあったわけではありません」きっとお金持ちしか持ってなかったのでしょう。夏期は氷、どうしたのかなど気になる所・・・
昔の洗濯も今とは比べ物にならないくらい大変なものだったようです。
注目は初めて耳にした「洗いはり」
<洗いはり>
春になると一年間着た着物をほどいて洗い、のりづけした布をはって干し、もう一度縫いあげました
ほどいて洗い、また縫い直す???
なんて手間がかかるのでしょう。使い捨ての今の時代からでは想像もつきませんね。物を大事にする気持ち、見習わなければ!
こんな感じに干していたそうです。
しわを伸ばす工夫もされていたようです。
昔の学校で使っていた教材やおもちゃの展示も興味深いです。
<九九表>
漢数字での九九・・・、見慣れていないのでどこが九九?と解読するまでに時間がかかりました(笑)
[9×9=81]が[九九八十一]と漢数字で縦書きに表示されています。×と=が無いだけで難解な感じがしますね。
<昔のおもちゃ>
シンプルなおもちゃ。ゲーム機に慣れ親しんでいる現代っ子にとったら「おてだま」や「めんこ」などの遊びは物足りなさを感じるかもしれませんね。でもやってみたら意外とハマるかも・・・。
その他にも、昔の給食、昔の勉強机、昔の衣装、昔のトイレなどの展示と火打石、昔の体重計、機織りなどが体験できます。
子どもたちは着物を着て興味深くはじめて見る道具を手に取り試して、大人は懐かしくじっくり見つめて・・・と、みんながタイムトリップを楽しめる展示内容になっています。
ぜひ、一度覗いてみては・・・?
【吹田市立博物館】
開館時間・・・9:30~17:15
休館日・・・月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日
観覧料・・・おとな200円 高校大学生100円 小中学生50円
・市内在住65歳以上の方は半額
・土曜日は市内小中学生は無料
特別企画体験型展示のご案内
<昔のくらしとがっこう>
期間・・・26年12月9日(火)~27年4月5日(日)
観覧料・・・おとな200円 高校大学生100円 小中学生50円
住所・・・吹田市岸部北4丁目10番1号
問合せ・・・06-6338-5500
[map]吹田市岸部北4丁目10番1号[/map]
(あやさく)