片山公園<平和のバラ園>10月は秋バラが見頃です
吹田市の中央図書館や保健センター、片山市民プールなどの公共の施設が集中している片山地区。その中心にあるのが「片山公園」です。4ヘクタールの広い公園で、子どもの遊具も充実していいます。その他「平和と健康の鐘」のモニュメント、どれみの滝、竹やぶ原っぱなど見所、遊び所いっぱいの公園です。「平和と健康の鐘」
この公園の西側に「平和のバラ園」があります。
バラ園の入り口にある看板には「平和のバラ園」の命名の理由がこのように書いてあります。
この「平和のバラ」は第二次世界大戦後、広島市で原爆被爆者の治療にあたられ、広島市名誉市民にも選ばれた 原田東岷(はらだとうみん)さんが「地上をバラでいっぱいにし、争いのない世の中をつくろう」との願いから、世界の人々に広島に名前をつけた新しい種類のバラづくりを頼まれたことに始まります。
そしてそれに応えてイギリス王立バラ園事務局長のジャック・ハーネスさんが2年の歳月をかけて「ヒロシマ・チルドレン」を、日本の田頭数蔵氏が「ヒロシマ・アピール」、「ピース・メーカー」という新しい種類のバラを育てられました。
このバラの苗木は日本国内はもとより、核保有国であるアメリカ・イギリス・中国等にも送られ、平和を願う人々の手により大切に育てられています。
非核平和都市を宣言している吹田市でも、この「平和のバラ」を市内の小、中学校で大切に育てていくことになりました。 吹田市
↑平和のバラ園の看板より文章
ステキなバラを見て、その名前を知り、戦争について考える。そういう意味があるバラ園なのです。
バラは、5月くらいが一番の見ごろと認知されていますが、じつは秋にも咲きます。厳密には、四季咲き品種のバラは5月から10月までが開花の季節なんです。ずっと咲くこともできますが、暑さに弱いので夏は花つけないそうです。なので、涼しくなったこの時期が秋バラの見頃になるわけです。
平和のバラ園のバラも見ごろでしたのでご紹介します。
鮮やかなサーモンピンクの「ヒロシマ・アピール」
秋のバラは5月に咲くバラとは少し趣が違うそうです。夜と昼の寒暖差が大きいこの時期のバラが、色がより鮮やかで香りもよくのっているとのこと。
ピンクとクリーム色のコントラストが鮮やかな「ヒロシマ・スピリット」オレンジピンクから白へのグラデーションがかわいらしい「ミス・ヒロシマ」
まだ咲く前のつぼみがたくさんありました。これからまだまだバラの見ごろは続きそうです。お近くにお立ち寄りの際はぜひ、片山公園へ足を延ばして見てはいかかでしょうか?
ちなみに、この公園、モミジやさくら、ドングリの木など木々が多くこれからの紅葉の季節も公園中が色づいてとてもキレイになりそうです。
小さいお子様には、これ・・・片山公園はドングリ天国ですよ~だれが作ったのか・・、砂場になかなかのアート作品が!!
そして、この辺りにもいるようです
千里山に続き、片山地域にも「アライグマ」!?
吹田は「アライグマ」の繁殖地??
千里山のアライグマについては、「千里山にあらいぐま現る!?」の記事をご覧ください。
片山公園の場所はこちら↓
[map]吹田市出口町31番[/map]
(あやさく)